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技術コラボレーション



 

第2回

WorkNCユーザーであるキャムブレーン様の
機械をお借りして、技術交流を兼ねてテスト加工を行いました。


日時          2008年3月14日(金)
場所       株式会社キャムブレーン社(東京都江戸川区)
参加者      キャムブレーン: 中村満氏 ・ 野口裕介氏
          セスクワ: 神田圭一郎(技術)
テスト加工機  マツウラ機械 MAM72-35V
ワーク材質   S45C
ワークサイズ  D60×L90

【今回のテスト加工モデルの課題】

加工品質を向上し、工具突き出し長さ改善のための固定5軸加工を行う!


■■1ピース目の加工■■

第1回目の技術交流会同様に、打合せ後に実加工を行った。

実加工時間は3時間45分(データ上3時間33分)。


1ピース目の加工終了後に、あがった改善ポイントは以下になる。

【改善ポイント】
------------------------------------------------------------------
1) ワークの大きさの割りに加工時間がかかっている
2) 文字部以外の加工を上面より行ったため、工具の突き出し量が長く、送り速度を期待した以上に上げられなかった
3) 仕上げ面が非常に悪い!(工具突き出しが長く、かなりビビッてしまっていた感じがある)
4) 仕上げピッチ全体に若干荒さがある
5) プロファイル加工部仕上げ面(真円部)が角張っている
6) 工具突き出し長さ改善により、全体的に品質アップが必要 
------------------------------------------------------------------


● 1ピース目

 <上面3軸加工>
@   グローバル荒加工/再荒加工   D20 R0.8
A   グローバル荒加工/再荒加工   R5 BALL
B   プロファイル加工(荒加工)       D10フラット
C   プロファイル加工          D10フラット
D   等高線最適化加工(上部)    R3 BALL
E   等高線仕上げ加工       R3 BALL   
F   等高線最適化加工(下部)    R6 BALL
G  等高線仕上げ加工       R6 BALL
H  面沿い隅部加工        R2 BALL
 <割り出し固定5軸加工(文字部):I〜Kは5面分>
I  グローバル荒加工/再荒加工   R0.6 BALL
J  等高線仕上げ加工       R0.5 BALL
K  等高線最適化加工       R0.5 BALL
 <上部溝加工>
L  グローバル荒加工/再荒加工   R2 BALL
M  等高線仕上げ加工       R2 BALL
N  等高線最適化加工       R2 BALL
 <社名>
O  線上カーブ加工          R0.5 BALL
   (CAMbrain社名)


■■2ピース目の加工■■

改善ポイントを念頭に、2ピース目の加工を行う。

実加工時間は3時間12分(データ上3時間01分)


● 2ピース目

 <上面3軸加工>
@   グローバル荒加工/再荒加工   D20 R0.8
A   グローバル荒加工/再荒加工   R5 BALL
B   プロファイル加工(荒加工)       D10フラット
C   プロファイル加工          D10フラット
D   等高線最適化加工(上部)   R3 BALL
E   等高線仕上げ加工      R3 BALL 
 <割り出し固定5軸加工F〜Kは5面分>  
F   走査線加工             R5 BALL
G  走査線最適化加工       R5 BALL
H  面沿い隅部加工        R2 BALL
I  グローバル荒加工/再荒加工   R0.6 BALL
J  等高線仕上げ加工       R0.5 BALL
K  等高線最適化加工       R0.5 BALL
 <上部溝加工>
L  グローバル荒加工/再荒加工   R2 BALL
M  等高線仕上げ加工       R2 BALL
N  等高線最適化加工       R2 BALL
 <社名>
O  線上カーブ加工          R0.5 BALL
   (CAMbrain社名)

 

【1ピース目・2ピース目の加工を終えて】

・上面からの加工を固定5軸加工に切り替えることで、工具の突き出し量を短くすることが可能となった
・工具突き出し長さが短くなったので、切削送り速度も希望通りにあげることができた
・「ビビリ」もなくなったため、仕上げ面も格段に向上
・仕上げピッチも全体的に細かく設定
・加工トレランス変更(0.005→0.001)により、プロファイル加工部も滑らかになった
・固定5軸加工を行うことにより、加工時間の短縮も実現でき、尚且つ全体的に品質向上も達成した
 (実加工ベース、加工時間 マイナス15%達成)


【最後に】
第2回目となる技術コラボレーションを終え、引き続き次回からも、WorkNCの改善、ユーザー様の加工効率向上に貢献できるよう定期的に続けていきたい。

今回の加工では、工具の突き出し長さ改善のために、割り出しによる固定5軸加工を行ったが、異方向からの加工面のつながり、トータル加工時間の短縮等を考慮すると、Auto5での同時5軸加工で更に品質向上見込めるのではないかと思える。

次回以降は、Auto5にもぜひ挑戦していきたい!

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